ケアプラン1表!「利用者及び家族の意向を踏まえた課題分析」

こんにちは!おハムです

今回は、急に変更になった、ケアプラン第1表「利用者及び家族の意向を踏まえた課題分析」に何を記載することが、正解で適切なのか考えてみました

「利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果」

…ってなにを書けばいいのーーーーーーー!!!?

厚生労働省はどのように提示しているか?

「利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果」

利用者及びその家族が、どのような内容の介護サービスをどの程度の頻度で利用しながら、どのような生活をしたいと考えているのか意向を踏まえた課題分析の結果を記載する

その際、課題分析の結果として、「自立支援」に資するために解決しなければならない課題が把握できているか確認する

そのために、利用者の主訴や相談内容等を踏まえた利用者が持っている力や生活環境等の評価を含め利用者が抱える問題点を明らかにしていくこと


なお、利用者及びその家族の生活に対する意向が異なる場合には、各々の主訴を区別して記載する

※介護保険最新情報Vol.958(令和3年3月31日)より引用

厚生労働省の文章を見る限り、何をどう書けばいいのか“さっぱり”です

1表の意向の部分に、サービスを具体的に書くのはダメって研修で言われたけど、「どのような内容の介護サービスでどのような頻度で…」と記載するように書かれていることに対してまずはビックリ!


「解決しなければならない課題が把握できているか…」と書いてありますが、誰がなの???ケアマネが?本人・家族が??

「利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果」の欄に何を記載するべきなのか考えてみました

本人・家族の意向はどのように書くべきか?

《令和3年3月以前》

・利用者が発言した言葉が「 」でそのまま表記されていると自らの気持ちを再確認でき、わかりやすく自分の計画として認識することができます


一番ラストの「なお、利用者及びその家族の生活に対する意向が異なる場合には各々の主訴を区別して記載する」の部分から、利用者・家族の意見が異ならない場合は、区別して書かないことが伺えます

本人・家族の意向を一括して総合的に書くことが良いという事なのでしょう

意向を本人や家族の言ったままの表現で書いてきた私にとって、その欄を見てもらって「そうなの!そうそう!」と言ってもらえることが嬉しかった私にとってはなんだか残念

《記載内容》

「利用者及び家族の生活に対する意向」の欄については、単に利用者やその家族からの「要望」を載せるのではなく、課題が明確になっていく過程において、本人・家族の意向にどのような変化が生まれたのか、利用者及び家族が改善可能であろうと思う生活を具体的にイメージできたうえで示した意向を記載する

①本人・家族の意向を確認する

②ケアマネと面談しながら課題を明確化する

・課題分析の結果として、「自立支援」に資するために「解決しなければならない課題」が把握できているか確認する

・利用者の主訴や相談内容等を踏まえた、「利用者が持っている力や生活環境等の評価」を含め「利用者が抱える問題点」を明らかにしていく

③改善可能な生活をイメージした上での意向を確認し記載する

注意したいのは、主訴や相談内容等はあくまで「踏まえる」にとどめている点です

むしろ、「利用者が保有している能力」と「その発揮を妨げている環境因子は何か」を把握することに重点が置かれていると言っていいでしょう

「課題分析の結果」は何を書く???

「各々の主訴を区別して記載」するけど…

本人・家族の意向が違う場合に「課題分析の結果」がどちらかの意向に寄ってしまうのではないか

課題分析の結果」が本人か家族のどちらかの意見に寄る場合に、違う意見の人はどのように思うのだろう…

「本人や家族の意向」と「ケアマネの考える課題分析の結果」がずれるときは?

利用者(家族)の主訴と「課題分析の結果」がズレているときに、その分析した結果をどのように書けばよいのかな…?

家族・本人はこう言いますけど、ケアマネはこう考えるんです!!!

…て、書きにくいなぁ

「本人の意向」「家族の意向」「ケアマネの分析の結果」を一つの欄に記載して、相手に不快を与えない書き方を検討する必要がありそうですね!

例えば、このように記載しています

両膝関節症により体重がかかることで痛みがあり、両膝に掛かる負担軽減のために歩行器の利用することが効果的であると理解はされている。しかし、「不慣れであること、自宅内は手すりがあるから邪魔になってしまうため使用したくない」と本人・家族より希望あり。膝の状態や歩行器でのリハビリの進行状況を継続して、状況を見ながら導入を検討していく

問題の「課題分析の結果」の部分については、検討した結果プランを作成する前に作成する「課題整理総括表」の「見通し」の欄をギュッとまとめると、新たに文章を作成するよりも負担が少ないのではないかと考えております

利用者さんとの課題の明確化について話をする際の内容は、「課題整理総括表」の「見通し」の欄にまとまっているはずです!

まとめ

まだ、詳細が出ていないので私見が多いのですが、

みなさんの考える参考になると嬉しいです

解説を見る限りは「意向を踏まえた課題分析」というより、「課題分析を踏まえた意向」のほうが適切であるように感じてしまいました

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