
こんにちは!おハムです
どこの職場にもいる、“なんとなく冷たいあの人”
私も病棟勤務の際には、随分心を痛めました
あの時の私はどうすればよかったのか…
“なんとなく冷たいあの人”について考えてみました
登場人物
先輩看護師
美人 独身 35歳 いつも無表情
真面目にきちんと仕事をするタイプ
数年前の私
総合病院→療養型医療施設→公立病院に転職したての頃
“なんとなく冷たい態度のあの人”に吸い取られているもの
病棟看護師
あからさまではないが…
・なんとなく態度がよそよそしい
・視線を合わせようとしない
・他の職員にはきちんと報告・連絡・相談しているのに自分にはしてくれない
・勇気を出して声をかけても、事務的な会話ですぐ終了
・楽しそうにしている職員の話に入ろうとすると、即座に背を向けいなくなってしまう
嫌われてしまっているのかなぁ?まだあまり関わったこともないのに…
“なんとなく冷たい人態度のあの人”から吸い取られるもの:標的になった職員は精神的に追い込まれて、次のような状況に追い込まれる可能性が高くなる
・働く意欲が奪われてしまう
・業務への集中力を奪い、ミスをおこしやすくなる
・対応が可能な状況でも、じっくりと考える心のゆとりが吸い取られてしまう
・冷たい態度を示す職員を放置する上司に対して、強い不信感を抱く
・離職を決意する
“なんとなく冷たい態度”に潜む2つの属性
①標的になっていない人からは見えづらい
もし、誰が見ても一目瞭然な状況(悪口を言いふらす・不適切発言を繰り返す)であれば対応はまだしやすい。例えば、信頼関係が築けている上司・先輩・同僚に相談ができる。こちらから相談しなくてもその状況に気づいた職員から声をかけてくれる。すぐには解決できなくても、心の支えにはなる。
しかし、“なんとなく冷たい態度”の場合はこうはいかない。標的になっている職員以外は事実関係の確認は極めて困難。他の職員が自体の深刻さや被害の大きさを把握するのは至難。運良く相談に乗ってくれる人がいたとしても、実際にその場面を見たわけではないので、相談を受ける側の姿勢も引いてしまい、「全力であなたをサポートします」とはならない
②標的になった職員の心を確実に蝕んでいく
一発でノックアウトするような破壊力はないが、ボディブローのように着実にダメージを与えるという特性がある。気づいた時には、心身ともに大きなダメージを受け、思うように動きが取れない
一つ一つの言動は、「なんとなく」といったレベルであるため、当初はターゲットになっていても、何が起こっているのか気が付かない。時間が経つにつれ…
ケアマネ
あれ?どうしたかな?何かあったかな?
…と気が付き始めるが
きっと気のせい!なにかの勘違い!
…と片付けていたのですが、“つめたい態度”にさらされ続けるなかで心の穏やかさを失い始める
病棟看護師
…
…気持ちが落ち着かない
日常業務をこなすことが苦しいほどツライ
“なんとなく冷たい態度”に対する基本姿勢
①「冷静に」を心掛ける
すでに何回も“冷たい態度”で怒り心頭に発する状況になっている場合でも、「人間関係においては怒りをコントロール出来なくなったら負け」「怒りを相手にぶつけて実りのある結果を生み出すことはない」と自分自身に言い聞かせる
②真っ向勝負を挑み、相手を負かそうとは思わない
“冷たい態度の人”に対して、真っ向勝負を挑み態度をあらためてもらおうとしても、うまくいく可能性は低い。相手を打ち負かそう対応すると、こちらの口調も攻撃的になる。相手は身を守ることに心を奪われ、「冷たい態度を示した覚えはない」と主張される可能性が高い
③うまく人間関係を気づけている職員から解決のヒントを学ぶ
“なんとなく冷たい人”とうまく関係を築けている職員の、何気ない素振りや言動を観察し、自体が打開するヒントを学ぶ。うまく人間関係を築いている人で、自分にとっても腹を割って話せる職員である場合は状況を説明し、助けを仰ぐ
④無意識のうちに誤解されている態度を示していないか振り返る
人間関係においては、どちらが100%全て悪いというケースはめったにない。自分の何気ない言葉使いや態度の中に、“冷たい態度”を生み出したり、助長されている原因が潜んでいるケースもある
日頃の自分自身の態度や言葉使い、業務への取り組み方やその方法などを、ひとつひとつ振り返り誤解されないものかチェックする。誤解される可能性がある事柄に気がついた場合は、改善に向けて行動を起こす
⑤その人が助かること、その人の役に立つことをするように心がける
いい人間関係を創り出す最も重要なポイントは、相手に明らかな形で貢献するという実績を積み重ねていくこと。「この人と一緒にいると助けてもらえる」「自分にメリットがある」「プラスのなにかをもたらしてくれる」、こうした点で実感がでるようになれば、たとえ当初は嫌われていたとしても、プラスの視点で見てくれるというケースは数多くある
そもそも、相手が“つめたい態度”を示すようになったのは何らかのきっかけで(多くの場合、誤解や嫉妬)相手が自分にとってマイナスの存在であると見てしまったためと考えられる。プラスの存在であると明らかになれば、攻撃性もなくなる
“なんとなく冷たい人”に貢献し、信頼を勝ち取れば、後々機会を見つけて「あなたは素敵なところがたくさんあるけれど、かつて見かけた態度や姿勢は誤解される可能性があるのであらためたほうがいい」と伝えることが出来る。信頼関係ができていれば、これで人間関係が壊れることはなく、冷静に受け止めてくれる可能性が高い
これらのような対策があったのに、考えることが出来ず。仕事も自信が持てず。2年間は頑張ったのですが状況が改善されず
メンタルが削れてしまい退職することにしました。“なんとなく冷たい人”が原因ではないと思っていましたが、根本はここであったように感じます
番外編:2人・3人と言った少人数の職場の場合
大人数の職場であれば、「何となく冷たい人」以外の人との関わりもありますが、少人数での職場では、自分の立場が下である場合、絶望的に辛い職場環境になります
・理不尽を受け入れる
・徹底的に「何となく冷たい人」からの信頼を積み上げる行動を根気よくコツコツ行う
会話は相手の話を100%(自分の話は聞かれたときのみ)
話は相手の方におへそを向けて真剣に話を聞く
何をどんな気持ちで話しているのか真剣に汲み取る
約束は守る
相手が聞いて不快になる内容はの話は、絶対に相手の耳には入らないようにする(相手の耳に入る可能性が1mmでもある場合は絶対に悪口を言わない)
逆マウントをとる
・自分でできる範囲で、確実に 丁寧に 楽しそうに仕事をする
まとめ
実際の出来事以外でも、誤解や嫉妬など様々な不合理的な理由でも起こりうる“なんとなく冷たい”問題
通常の状態であれば、特に気にもとめない状態ではありますが、“なんとなく冷たい人”にメンタルを削られてしまうと正常な判断ができず、前向きに考えることが難しくなりやすい状態です
状況を発見したら、助けてあげられる側の人間になりたいです
“なんとなく冷たい人”は自分が加害者であるとは認識していません
自分自身が加害者になっていないかも気を払う必要がありそうです!
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