こんにちは おハムです!
福祉用具を借りる際に、決まった要介護認定でないと借りれない用具があります
しかし、要介護1、要支援1.2でもベッドや車椅子が必要な人がいます
そのような人にも、なんとかなる方法があります!
いざという時に活用するサービスを知ることで今後への不安を減らし、人に言われるがまま決めるのではなく御自分や御家族らしい、いい老後を迎えてほしい
そう願っております
介護保険が適用されない用具をレンタルする2つの方法
1:「軽度者に対する福祉用具の例外的貸与」制度を利用する
必要な書類を役所に提出し、介護保険適用を認めてもらう「軽度者に対する福祉用具の例外的貸与」の制度を利用することです
「この福祉用具がなければ生活できない」という一定条件を満たしていたり、医師が「その福祉用具を必要である」と判断したなどの理由があれば、既定の書類を役所に申請しましょう。役所の許可が下りれば介護保険対応とすることができます。
《軽度者に対する福祉用具の例外的貸与でベッドを借りたい場合》
→①か②に該当する必要あり
①訪問調査(介護認定)の際に、「日常的に起き上がりが出来ない」「日常的に寝返りができない」に該当する
②状態が変動しやすい(パーキンソン病など)、急速な悪化が予想される(がん末期など)、症状の重篤化の回避(心不全など)があり、主治医からも同様の意見がもらえ、サービス担当者会議を行い了承が貰える場合
《軽度者に対する福祉用具の例外的貸与で車椅子を借りたい場合》
→①か②に該当し、市へ申請し承認がでた場合
①訪問調査(介護認定)の際に、「日常的に歩行が出来ない」「日常的に寝返りができない」に該当する
②状態が変動しやすい(パーキンソン病など)、急速な悪化が予想される(がん末期など)、症状の重篤化の回避(心不全など)があり、主治医からも同様の意見がもらえ、サービス担当者会議を行い了承が貰える場合
この申請を出せば誰でも介護保険適用できるわけではありません。とはいえ必要な福祉用具をレンタルできないと困るという方もおられると思います。そういった方の場合、次の「自費レンタル」という方法を取ることが多いです。
2:介護保険ではなく、自費でレンタルする
介護保険でベッドをレンタルする場合、ベッド+マトレス+柵をあわせて2000単位前後かかります。(実質¥20000(2000単位)を負担割合に応じ1割負担¥2000,2割負担¥4000、3割負担¥6000くらいの請求が来ます)
そのベッドを自費でレンタルする場合は、通常¥20000かかり、基本的に高額になってしまいます
高すぎる。。。ベッドがないと困るけど布団で過ごすしかないのかなぁ
大丈夫です!
多くの福祉用具業者さんが、自費レンタルの場合は介護保険適用の1割分同じくらいか、少し高いくらいで提供してくれていることがほとんどです
介護保険対応ほど種類がなく、福祉用具事業所で用意しているものしか選べないというデメリットはありますが、2割・3割負担の方の場合は、自費レンタルの方が安くなることもあります
自費レンタルをしている人が要介護2以上になれば、そのときは強制的に介護保険適応となるので、そのタイミングで支払い額が増えることもあります
福祉用具はレンタルより購入した方がお得?
レンタルした場合と、購入した場合で費用を比べてみると……?
介護保険では、レンタルできる福祉用具と購入できる福祉用具は区別されています。
例えば、介護保険で車いすはレンタルできますが、購入はできません。車いすを購入したい場合は一般購入になるため全額自費(保険適用外)になります。
それでも福祉用具を長期間使用するのなら、レンタルするよりも購入した方が安くなるのではないか?といった疑問の声を聞くことがあります。介護保険でレンタルした場合と一般購入した場合の価格を比較してみましょう。
一例として、一般購入額128,000円(定価)の標準型の自走車いすは、介護保険でレンタルすると月額500円程度(自己負担1割の場合)になります。
従って、レンタル料金256ヶ月分で一般購入額に到達します。256カ月は21年以上ですから、レンタルできる福祉用具は、購入するよりも安くなるという判断ができると思います
福祉用具は定期的なメンテナンスが必要
しかし、福祉用具は使用中に不都合があったり、利用者の身体の状態に変化があったりしたときは、調節や選び直しをして常に利用者の身体に合うものを使用しなければなりません
福祉用具専門相談員はそのために利用者宅に訪問し、定期的にメンテナンスを行い、利用者に不都合がないかどうかを確認することが義務付けられています。そして不都合があれば、用具を取り換えることになっています
まとめ
心身の機能が低下した高齢者であっても、福祉用具を適切に利用することにより、自立した日常生活を送ることができます
介護が始まって福祉用具をすぐに利用しなくても、どんな用具があるのかを知っておくと、介護生活の安心感につながると思います
うまく活用し無理なく過ごせる状態をつくりましょう
コメント