デイケア(通所リハビリテーション)通いでリハビリをするところです

ケアマネさんへ
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おハム看護師ケアマネ
おハム看護師ケアマネ

こんにちは!おハムです

このページでは、現役の看護師ケアマネ目線でのデイケアについて説明します

いざというときに使えるサービスを知ることで今後への不安を減らし人に言われるがまま決めるのではなく御自分や御家族らしい、いい老後を迎えてほしい

そう願っております

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デイケア(通所リハビリテーション)ってどんなサービス?

介護老人保健施設、病院、診療所等に併設された施設、介護医療院に通い、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等の専門スタッフによる「機能の維持回復訓練」や「日常生活動作訓練」が受けられるサービスです

通所リハビリテ-ション(デイケア)で受けられるサービス

おハム看護師ケアマネ

医師の指示書をもとに計画書が作成され、その内容に基づいたリハビリが行われるため、個人ごとにリハビリの内容が異なります

専門職によるリハビリ

理学療法士
 

日常生活に必要な基本動作を訓練します
起き上がる・立つ・座る・寝返りをうつなどの機能維持・回復・予防をはかる訓練
【内容】体操、運動、電気刺激、マッサージなど

作業療法士

日常生活の中でも応用的な動作を訓練します
入浴・移動・食事・着替えるなどと社会適応のための能力の心身両面からの回復をサポート
【内容】遊び、料理などの家事、手芸、工芸、運動など

言語聴覚士

発声や発話などの訓練を訓練します
食事をうまく飲み込むための嚥下の訓練
【内容】その方の状態にあったコミュニケーション訓練、口を開ける、噛む、飲み込むといった練習や指導など

看護師、准看護師によるケア

  • 血圧測定などの健康管理
  • 服薬の管理
  • 医師の指示による医療ケア
  • リハビリの補助など

介護スタッフによるサービス

  • 食事や入浴、排泄など日常生活用必要な介護サービス
  • レクリエーションなど
おハム看護師ケアマネ

特に医療ケアが必要な方や、退院したばかりで病院同様のリハビリを継続したい方におすすめです

…のはずですが、リハビリばかりに特化して、医療ケアに関しては受け入れがイマイチなデイケアも…多くあります

通所リハビリテーション(デイケア)の特徴

ずっと個別訓練をやってくれるわけではありません

利用する方の人数や設備環境により、できる個別メニューに限界があります
個別のリハビリ時間は施設により異なりますが、多くは20~30分程度で、それ以外は集団リハビリや立案されたリハビリメニューの自主トレを行います。
個別リハビリをどの程度おこなえるのか事前に確認しておく必要があります

おハム看護師ケアマネ

短期集中リハビリという通常の2倍程度のリハビリができる施設もあります

退院、退所日または認定日から起算して3ヶ月以内に限りの加算になります

希望されるようであれば、適応してくれる施設を探しましょう

リハビリ目的を達成すると終了する

リハビリ利用の際に作成されるリハビリテーション計画に基づきリハビリが行われます
その目標を達成するとデイケアの利用は終了となります

なお、デイケアは医師の指示のもとハビリが行われるので、リハビリの必要がある間は継続して利用することが可能ですが、終了したということは身体機能がよくなったということなので、それ以降は、デイサービスなどに移行する検討が必要になります

目標達成による通所リハビリテーション(デイケア)の終了《卒業》と呼んでいます

退院直後など虚弱な状態からリハビリをして卒業しデイサービスへ移行をするように国から言われていますが…、こちらの地域(某田舎)ではほとんど進んでいません(卒業せずにずーっと通っています

これも、地域性や施設ごとの考えの違いがあるようです

デイケア(通所リハビリテーション)の対象ってどんな人?

要支援1・2または要介護1~5の認定を受けた方

医師からリハビリが必要と診断された方

デイケア(通所リハビリテーション)はいくらかかるの?

利用者負担額の目安(介護負担割合証の1割負担の場合、施設によって異なります)

要支援1:4900~5400円程度/月(月4回:食事・入浴・送迎費込み)

要支援2:10000~10500円程度/月(月8回:食事・入浴・送迎費込み)

要介護1:1600円程度/回(食事・入浴・送迎費込み)

要介護5:2300円程度/回(食事・入浴・送迎費込み)

※日常生活費(レクリエーションの材料代・おむつ代など)などは、別途負担あり

施設によって金額が全然違うから、きちんと確認してね

サービス利用の流れは?

1.要介護認定の申請:要介護認定申請書に記入のうえ、市区町村の担当窓口に申請します

2.訪問調査し、市区町村から介護サービスを利用する本人(被保険者)へ郵送で通知されます

3.介護支援専門員(ケアマネジャー)の決定:要介護1以上の場合は、居宅介護支援事業所にケアマネジャーの選任を依頼します、要支援の場合はお住まいの地域包括支援センターに連絡します

4.ケアマネジャーと面談しケアプランを作成します

5.実際にサービスを受ける通所リハビリテーション事業所と契約を結びサービスを利用します

6.主治医に「指示書」または「診療情報提供書」を作成してもらい通所リハビリテーション利用開始

通所リハビリテーションにはどんなひとがいるの?

医師

リハビリの専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)

看護師(准看護師)

・介護職員

おハム看護師ケアマネ

また、医師が常勤していることも特徴の一つで、医療ケアなどにも対応しています。ただし、薬などを処方することはできないので注意しましょう

デイケア(通所リハビリテーション)の一般的な1日の流れ

■8:30~ 自宅までお迎え
事前にお知らせしていた時刻に自宅まで車でスタッフがご利用者を迎えに来ます。相乗りのこともあります

■9:30~ 手洗い うがい 健康チェック
施設に着き手洗い、うがいを済ませたら健康状態をチェックします。検温、血圧測定、体調に異常がないか確認します

■10:00~ リハビリテーション レクリエーション
その日の利用者が全員到着しひと段落したころにレクリエーションを開始します。日によってレクリエーションの内容は変わります

リハビリは個別で実施するため時間は個々に違います

■10:30~ 入浴 趣味活動
順番でスタッフの介助のもと入浴します。待っている間は各自機能訓練や趣味活動を行うことが多いです

■12:00~ 昼食
高齢者向けに栄養のバランスの取れた食事です。施設内に厨房があるところや外から運んでくるものなど、施設によって品質は変わります

■13:30~ 休憩
食後はリラックスした時間を過ごして休憩します

■13:30~ 体操や趣味活動
身体機能の維持・改善を促すような体操を全員で行います。作品制作など趣味活動の時間になることもあります

■15:30~ おやつタイム
ケーキやゼリーなどのおやつを食べます

■16:30~ 自宅へお送り
利用者を順次自宅へ送ります

さいごに

おハム看護師ケアマネ

専門的なリハビリによって身体機能を回復させることで、一人でも日常生活を過ごせるようなることを目的としています

入院し退院後の体力の落ちた方や、脳梗塞・骨折などの病気後医療保険のリハビリが終了になった人でリハビリを続けたい方には特におすすめです!

リハビリそのものだけでなく、自宅の環境を確認し、身体機能を加味して住宅環境の調整を一緒に考えてくれたり、新しく利用する杖や歩行器の選択や使い方を指導してくれたりと、心強いアドバイザーになってくれます

在宅での生活を支えていく上で、心強いサービスであるといえます

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