
こんにちは おハムです
このページでは、現役の看護師ケアマネ目線での訪問リハビリテーションについて説明します
いざというときに使えるサービスを知ることで、今後の不安を減らし、人に言われるがまま決めるのではなく御自分や御家族らしい、いい老後を迎えてほしい
そう願っております(*^^*)
訪問リハビリテーションってどんなサービス?
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士という専門職が、居宅を訪問して行われる、
心身の機能の維持回復、日常生活の自立を助けることを目的とするリハビリテーションをいいます
ここでいう「居宅」には、自宅のほか軽費老人ホームや有料老人ホームなどの居室も含みます
訪問リハビリの目的は身体機能の向上だけではなく、利用者様の日常生活における自立と社会参加の促進、また利用者様とその家族を含めた心理的サポートも実施します
《こんな人にお勧め》
・継続したリハビリを受けたいけれど様々な理由から通院するのが難しい方
・自宅でのリハビリ方法や家族が介助する時の方法を指導してもらいたい方
・退院したばかりで体力がなく、デイサービスなどに行ける自身がない方
退院してから、デイサービス行けるまでの間の訓練のために一時的に利用することもあるよ!
具体的に訪問リハビリテーションでは何をするの?
ご自宅の環境に合わせて生活動作が少しでも改善できるようサービスを行います
歩けるようになりたい
妻の介助で車に乗れるようになって、気軽に家族と外出できるようになりたい
自宅周囲の散歩ができるようになりたい
近くのコンビニに買い物に行けるようになりたい
…など、本人・御家族の意向に沿った支援を行います
健康管理
血圧や脈拍、体温測定など
身体機能向上、維持のための訓練
筋力トレーニング、関節硬化を防ぐための関節可動域訓練など
日常生活の動作訓練
歩行訓練、トイレの訓練、嚥下訓練、発声訓練、自主トレーニングの指導など
生活環境の整備
手すりの設置や段差の解消といった住宅改修の助言など
福祉用具選定
適切な福祉用具の提案、福祉用具を活用した歩行訓練など
ご家族からの相談対応
介助方法の指導や助言など
利用頻度と所要時間
訪問リハビリの利用頻度は、ケアマネジャーが作成するケアプランに基づいた日数となります
どんなに必要性があっても1回40分:週3回まで(1回20分であれば週6回まで)が限度です
どんな時に利用すればいい?
リハビリするサービスがいっぱいあって何を選んで良いのかわからんなぁ
・リハビリを受けたいが、寝たきりのため通うのは難しい
・リハビリを受けたいが、本人がデイケア(通所リハビリテーション)に行くことを拒否する
・個別のリハビリをもっと受けたい
・自宅でリハビリをしたいけど、1人や家族でやるのは不安
・本人にあった介助の方法を指導してほしい
訪問リハビリテーションが利用できる人ってどんな人?
1)介護保険証の認定を受けられている方
要介護認定(要介護1~5)を受けておられる方であれば、すべての方が対象となります
介護予防(1~2)の方は、「介護予防訪問リハビリテーション」の対象となり、同様のサービスを利
用することができます
2)かかりつけ医から「訪問リハビリテーションが必要」だと認められる方
家庭内の環境や病状の内容から診て、医師が必要だと診断した場合に訪問リハビリテーションを受けられることになります
訪問リハビリは医師の指示に従い医療業務を行うため、医師の指示なしでリハビリを行うことはできません
訪問リハビリテーションはいくらかかるの?
《費用の目安:要支援:1割負担の場合》
・1回:40分:310円くらい
《費用の目安:要介護:1割負担の場合》
・1回:40分:600円くらい
このほかに利用される方の条件により、短期集中リハビリテーション実施加算、リハビリテーションマネジメント加算など法律で定められた追加料金が加算されます。
※ 一定の所得がある方は自己負担割合が2~3割(2~3倍)になる場合があります。
※ 訪問リハビリの実際の費用はリハビリ内容や地域、サービス提供事業者、時間帯等によっても異なります。
どんな人が自宅に来てくれるの?
理学療法士:体操や運動、マッサージなどによって、日常生活に必要な基本動作を行う機能の維持・回復を図ります
作業療法士:家事や手芸・工作など日常生活における作業動作を通じて、心身の機能や社会適応力の維持・回復をはかります
言語聴覚士:発声や発語などの言葉の訓練、嚥下の機能訓練などを行います
サービスを受けるまでの流れは?
《介護保険での訪問看護を受ける場合》
1.要介護認定の申請要介護認定申請書に記入のうえ、市区町村の担当窓口に申請します
2.訪問調査し、市区町村から介護サービスを利用する本人(被保険者)へ郵送で通知されます
3.介護支援専門員(ケアマネジャー)の決定:要介護1以上の場合は、居宅介護支援事業所にケアマネジャーの選任を依頼します、要支援の場合はお住まいの地域包括支援センターに連絡します
4.ケアマネジャーと面談しケアプランを作成します
5.実際にサービスを受ける訪問リハビリ事業所と契約を結びサービスを利用します
6.主治医の指示書をもらい、訪問リハビリテーション利用開始
⇓詳細はこちら⇓
いいサービスを選ぶのに知っておいたほうが良いところは?
あまり多くないサービスになります。ケアマネジャーに実際に利用している方の感想を確認してみるといいでしょう
ある程度の利用後、デイケアやデイサービスへの移行を促されることがあるため、どうしても嫌な場合はずっと継続して訪問リハビリを行ってもらえるのかも確認しておくことが大切と言えます
まとめ
自宅に訪問して来てもらい利用するサービスで、担当者と非常に仲良くなり卒業が寂しくなりがちです
ある程度体力がついたら、少しでも自宅から出て、他の人との交流の機会を作ってみるといいかもしれませんね
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