登場人物
主任ケアマネで管理者
60歳、社会福祉主事
温和でユニーク
主任ケアマネで美人ベテラン
50歳 真面目 感情に左右されやすい
普通ケアマネの私
3年目 30代
スピード重視で一歩先ゆく星人のため失敗も多い
長期休業は人員基準・特定事業所加算はどうなるの?
健康診断に引っかかって、治療が必要なので1週間の入院・手術と、1週間の療養休みで2週間の不在になります
利用者さんのことは出来る限りのことをやっていきますが、急な連絡や調整はお願いします
業務的には、特に問題はなかったのですが…私はこんな不安が出てきました
人員基準と事業所加算は大丈夫なのか…
当事業所は常勤3人で特定事業所加算Ⅲをとっています
休業に対して人員を当てることもなく2人で乗り切る方向です
私の入職前に、管理者が緊急入院で1ヶ月休んだ過去があり、当たり前のように話されています
あとはよろしくね
これは問題ないからそうしているのか、法律上引掛かるためこっそり乗り切ろうとしているのか…
休業する先輩を責めるようで事業所では教えてもらいにくい…
自分で調べてみることにしました!
居宅支援事業所の人員基準
管理者 常勤の介護支援専門員を配置
介護支援専門員 利用者35人に対し1人を配置
うちの事業所はこの冬に、ぐっと利用者が減ってしまい、要介護:90人、要支援:21人(×0.5)で100.5人。人員基準的にはオーバーで減算対象…
【特定事業所加算(Ⅰ~Ⅲ)】 ① 常勤かつ専従の主任介護支援専門員を2名以上配置していること
② 常勤かつ専従の介護支援専門員を3名以上配置していること
先輩の休業中の2週間は主任ケアマネ1人、専従2人になるため特定事業所加算は取れないのか…?
どこかに明文化されていないのかネットで検索すると…
「介護保険事業者向けQ&A集」:横浜市のQ&Aから引用 Q:居宅介護支援事業所のケアマネジャー数の常勤換
算について、常勤のケアマネジャーが産休、育休等
の長期休暇を取得した場合、どのように換算数を算
出すればよいか。
A:月の途中で常勤のケアマネジャーが産休、育休等の長
期休暇を取得(又は復帰)した場合は、当該月について
は1か月在籍していたものとみなして差し支えありませ
ただし、月の全ての日について産休・育休等を取得して
いた月については、ケアマネジャーの人員として含めま
せん
八王子市では Q:ケアマネが病気怪我等により、やむなく長期の入院となった場合にケアプランの作成者
は変更になるのでしょうか。具体的な期日はどれくらいなのか。また一人ケアマネの場合
どうなるのでしょうか。
A:利用者はケアマネジャー個人ではなく、居宅介護支援事業所と契約をしているため、ケアプランを作成した担当ケアマネジャーが入院した場合であっても、事業所として運営基
準に位置付けられた居宅介護支援業務を行うことが可能であれば、ケアプランの作成者
を変更しなくても基準上、違反にはならない。ただし、ケアマネジメントは継続的なアセ
スメントに基づいて提供されるものであるため、ケアプランを作成した者とは異なる者
が支援を行っていく状況が長く続くことは望ましくない。担当者の復帰がいつになるの
か見込みが分からない場合等、利用者の支援を継続して対応することが困難となる可能
性が見込まれるのであれば、適切な支援を行うために、ケアプラン作成者を変更するべき
である。
ケアマネジャーが一人の事業所の場合は、ケアマネジャーが病気や怪我等により、やむな
く入院してしまった際に、一月の間にケアマネジャーが実施すべき業務を入院していな
い間に実施できるのであれば差し支えないが(例えば、5 月 10 日~20 日の間に入院して
しまったが、訪問等の行うべき業務は 5 月 1 日~9 日、21 日~31 日の間に行えた場合)、
すべき業務を実施できなかった場合は運営基準減算に該当してしまう可能性があるので
留意すること。長期に渡って業務に就くことが困難な場合、事業所の運営そのものの継続
も困難になると思うので、別の事業所のケアマネジャーに引継ぎを行い、ケアプラン作成
者を変更すること。
横浜市・八王子市のものなので各市でも確認したほうが良いとは思いますが、丸々1ヶ月でなければ在籍とみなしてもらえるようです
これで安心して仕事ができます。先輩や管理者もこれを知っていて慌てていなかったのですね
ケアマネ2週間休業中 現場はどうするべきか
うちの事業所の先輩はこんな準備をされて入院休業に入りました
・入院期間:訪問を月の後半にいつも回るので、1週目前半は実績確認・給付管理の出来る範囲で実施、2週目にから半ばにかけての入院で調整していました
・休業準備:サービス事業所に事情を説明し、実績を早めに送ってもらうように依頼する
・休業日までに、担当利用者のバタバタを出来る限り片付けておく
・動きがある担当利用者を中心に申し送りをする、サービス事業者にもお伝えしておく
・休業中の連絡方法や対応の確認(緊急の相談や、急ぎ出ない相談の際に連絡するべきかど うか、緊急であっても対応できない日はどこか等)
・実績確認が途中になる場合をそれも連絡(これは中途半端にやるなら、全て任せてくれたほうがありがたかった…)
・掃除当番、委員会活動の仕事についても調整
連絡は、昼・夕方の2回にわけて、まとめてラインで連絡
急ぎの連絡はその都度ラインをしました
手術当日など対応が困難な場合はこちらで対応して事後連絡!
対応できないような相談内容は、その利用者さんが利用しているサービスに相談になってもらいました
先輩がバタバタを片付けてから休業に入ってくれたため、とくに混乱なく経過できました
これは、先輩が責任感が強く人に任せられないタイプの人の対応
「良いようにやって」と任せてくれるようであれば細かい連絡は必要ないかもしれませんね!
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