
こんにちは!おハムです
今回は、「あの人は品がある」「あの人は信頼できそう」―。そんな人達が実践している「作法」をご紹介いたします
特に初対面の際に、ケアマネが信頼できる人であるかどうかの判断は身なりや言葉使い、挨拶の仕方をみるよ!
(…あの人大丈夫かなぁ…)
ケアマネジャーの始めの仕事は信頼関係の構築といえます
利用者さん、ご家族、サービス担当者からの信頼を得るためには、日々の関わりを丁寧にすることが大切です
より良い印象を与えることでケアマネジャーの意見も聞き入れてもらいやすくなります
利用者さん・家族にとっては残りの人生最期の伴走者になりうります
初めから「あなたに任せたい」と言われるようなケアマネジャーになれるように一緒に学んでいきましょう
挨拶編
①気持ちのいい挨拶
まず、「挨拶してください」と伝えると、頭を下げながら「こんにんちは」「はじめまして」と言う人が多いと思います
これは間違った挨拶の仕方です
《2ステップで挨拶をする》
1)笑顔で相手の顔を見て挨拶を言う
2)言い終えてから丁寧にお辞儀する
きちんと教育されたホテルやレストランの従業員の挨拶はとても気持ちがいいです
《3種類のお辞儀は「挨拶の言葉」に合わせて変わります》
【会釈:15度】(指の位置:太もものつけ根)
「おはようございます」「失礼します」「少々お待ち下さい」
【敬礼:45度】(指の位置:太もものつけ根)
「よろしくお願い致します(軽め)」
【最敬礼:70度】(指の位置:膝)
「ありがとうございました」「よろしくお願い致します」
②人を紹介するときは立てたい人を後回し
上司と一緒にいる場合に、利用者さんや家族にお会いした場合にどの順番に紹介することが正しいか迷うことはありませんか?
基本は立てたい人(外部の人など)を最期に紹介する
上司と一緒にいる場合に、利用者さんや家族にお会いした場合、まず身内である上司を先に紹介し、その後に利用者さんを上司に紹介することが正解です
③「見送り」は「出迎え」以上に丁寧に
「初め」より「終わり」を大事にしたほうが、相手の記憶に深く刻まれます
「出迎え3割、見送り7割」、「終わりよければ“さらに”良し」と考え、お迎えも大事であるが、見送りはされ以上に更に丁寧に心を込めて見送ることが大切です
④話をするときは「1.2m」で
振る舞い上手な人は、「相手との話をする時」の距離のとり方が絶妙です
近づきすぎると「圧迫感」を与え、遠のきすぎると「疎遠な印象」を与えてしまう
人はそれぞれ「侵されたくないテリトリー」があります
では、絶妙な距離とはどのくらいでしょうか。
個人差はありますが、「1.2m程度」とおぼえておくと良いです。なお、お辞儀をする場合は1.8m程度の距離をあける。
人のすぐ脇を横切る場合(かなり近づくシーン)では、頭を下げて「前を失礼します」と断りを入れるといいです
⑤名刺交換は両手で
step1:顔をみながら「はじめまして」と言う
step2:言い終えたら「15度のお辞儀(会釈)」をする
step3:肩書と名前を言って名刺を両手で持って渡す
step4:数歩下がってから「よろしくお願いします」という
step5:言い終えたら「45度のお辞儀」をする
時折、名刺をお尻のポケットから出す人がいるがそれは、明らかに相手に対して失礼な行動です。男性の夏場の場合に時折見られますが、シャツの胸ポケットにしましょう。
面談編
面談の際にこんな気配りができると素敵です
①席に座るときは「息を吸いながら」
椅子の座り方にも作法があります。ドスッと座ることがないようにすることです
スマートに座るには「一呼吸ついて太ももで座る」イメージです
太ももにやや力を入れて腰を下げ、太ももの後ろに椅子を当ててから息を吸いつつ、ゆっくりお尻を下ろす。ポイントは「息を吸いつつ」というところ。「ふぅ」と息を吐きながら座ると、勢いがついて「ドスッ」と座ってしまう。
「脚を組む」は欧米では(すぐに立ち上がれないので)あなたに危害は加えませんという意味を示せますが、日本では生意気に見えます
・座り方のコツ(男性):膝の間に拳2つ分空けて座り、両手は膝と大体のつけ根の中央
・座り方のコツ(女性):「両膝」「爪先」「かかと」をきっちりつけ、背筋を伸ばして座る
床に座ることも多いと思います
私は膝の負担を考え…
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これを使用しています!
硬いため開くのは大変ですが持ち運びは楽々!
②「机の上」にバックを置かない
大きなカバン(ビジネスバックなど)は床に置くことが基本
小さなものであれば椅子の上でもOK
中の物を取り出すときにも机の上ではなく膝の上などにしましょう
③目を「見る」「そらす」は3対7
話をしている時に相手が目を合わせてくれないと、「自分のことが嫌い?」「話がつまらない?」といった不安を感じます
一方、食い入るようにじっと見つめられると、それはそれで気持ちが悪い
そのため「目を見る」「目をそらす」のベストは「3対7」と意識しましょう
そらすときは「額」や「首のつけ根」の間をゆっくり行き来させる
④接続詞を変える思いやり
出来る大人は言葉の絶妙なニュアンスにこだわります。言い方の違いはわずかでも、相手への伝わり方が大きく変わります。例えば、「今日の歩行状態は良いですね」という表現は問題ないように感じるが、「今日の歩行状態もいいですね」とすれば相手に与える印象は格段に良くなります
「AとBどちらにしますか?」と聞かれた時に「Aでいい」というのと「Aがいい」という違いも同じことが言える。「が」や「も」を使う、相手の気持ちを考え言いかたを変えてみましょう
1文字違いが印象をずいぶん変えます
⑤相手より先に「立たない」「座らない」
相手より「先に座る」→偉そうに感じる
相手より「先に立つ」→「早く帰りたい」「早く帰ってほしい」と感じる
よって、相手が立ったり座ったりするのを見届けてから一呼吸おいて行動する
⑥靴を脱ぐときのマナー
正面(家の中)を向いたままで脱ぐのが正解です
脱いで玄関に上がったら、体の向きを変えてひざを折り、靴を180度回して隅に寄せます。
靴をそろえるのが面倒だからと後ろ向きで脱ぎ、そのまま上がってしまうのは、「脱ぐ」「回す」の動作を分けて行わずに飛ばしてしまう、粗雑で失礼なふるまいとなります
これができていると、「素敵度アップ」間違いなし!
⑦訪問時の上着を脱ぐタイミングのマナー
日本では、玄関の外であらかじめコートを脱いでから、玄関ドアを開けるのがならわしです。その際脱いだコートは裏地を表にしてたたんで持ちます
コートなどに付着している外の汚れやほこりなどを、訪問先のお宅に持ち込まないという気遣いですが、冬などウイルスが心配される時期や、春先の花粉の多い時期などは、気持ちだけではなく実際に役立つ気遣いとなります
業務編
①受話器は「3つ」数えて「静かに」おく
電話を切る順番は電話をかけたほうが「これで全て話し終えました」と先に切るのが基本であるが、会社ではどちらが掛けた電話であっても、「相手を待ってから切る」のがマナー
この事を気にしすぎると、いつまでも電話が切れなくなるため、要件が済んだら「ゆっくり3つ数えてから受話器を静かに置く」ことを習慣にしましょう。大抵の場合、相手が先に電話を切るし、3秒位なら気まずい雰囲気にならない
(理由)受話器を乱暴に置く「ガチャ」という音がせず、切る間際に相手がなにか口にした場合でも対応できるため
固定電話の場合は最後まで耳に当て、指で切りましょう
②「ホウレンソウ」と新常識「ソーセージ」
社会人にとって「報告」「連絡」「相談」の「ホウレンソウ」は常識
これに加え「早(ソー)急に対応する」「事実を正(セー)確に把握する」「時(ジ)機を逸しない」の「ソーセージ」も大切!
「ホウレンソウ」と「ソーセージ」をしっかり実施すれば、周囲からの信頼を勝ち取れる。今よりもっと仕事がしやすくなるはずです
③エレベーターでは左奥が目上の人
自分は「左手前」の操作パネルの前
常に上下関係を考え、エレベーターの中でも上座・下座を意識して立ち位置に配慮できるとOk
エレベーターの中は入口を見て左奥が上座、右手前のパネルの前が下座になる
それを踏まえ立ち位置を意識できると良いです
パネルが左右ともある場合は右側が下座になる
まとめ
いかがでしたでしょうか?
自分のやっていないマナーありましたか?
ワンランク上のケアマネを目指してぜひ実践し、癖づけしていきましょう
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